外構に枕木を使うと腐るって本当?理由や耐用年数・対策を紹介

外構

おしゃれな家の周りや庭に、ビンテージ風の木板が使われていることを見たことはないでしょうか。このような木板は「枕木」と呼ばれ、家の前に立てたり線路のように寝かして設置したりと、使い方はさまざまです。

しかし、枕木は腐りやすい材質であるとも言われています。今回は、枕木の耐用年数や腐りやすい理由、メリット・デメリットに加え、外構で枕木を使うときに長持ちさせるポイントについても解説していきます。

枕木とは

枕木とは、鉄道のレールの下に敷かれる木材のことです。線路は砂利の上に一定間隔で木材が並べられており、その上に金属のレールが2本敷かれています。この一定間隔で並べられた木材が、枕木と呼ばれます。使用済みの枕木は園芸や造園、公園などに使われることが多く、一般家庭では外構に使うことが多いです。

外構で枕木を使う場所

外構で枕木を使う場合、主に以下の場所に使われることが多いです。

  • ・門柱
    ・花壇
    ・階段
    ・アプローチ
    ・駐車場

すべてを枕木にするのではなく、芝生や砂利のアクセントとして枕木を使うことで、おしゃれな外構に仕上がります。外構での枕木は、本来の使い方のように横に敷くだけでなく、門柱として立てて使うのも人気です。「ログハウスのような家にしたい」「おしゃれで温かみのある家にしたい」という方は、枕木の使用を検討してみましょう。

枕木が腐りやすい理由

枕木は外構に人気の素材ですが、自然素材であるため年月が経つと腐ってしまいます。とくに外構で使用すると雨風や虫などの影響を受けやすく、室内で使用するよりも腐りやすくなってしまいます。外構に枕木を使用する場合は、将来的に腐ってしまうことを理解しておきましょう。

枕木の耐用年数

枕木の耐用年数は、20年前後が一般的です。ただし、設置する場所や環境によっては10年ほどで腐るケースもあります。外構に枕木を使う場合は、できるだけ腐りにくくする対策が大切です。

外構に枕木を使うメリット・デメリット

ここからは、外構に枕木を使うメリットとデメリットを解説していきます。メリットとデメリットの両面を理解して、慎重に検討してみてください。

外構に枕木を使うメリット

外構に枕木を使うメリットには、大きく3つ挙げられます。

  • ・雰囲気のある外構が仕上がる
    ・庭や家の周りに一体感が出る
    ・さまざまな使い方ができる

門柱や玄関アプローチなど枕木を部分使いすることで、おしゃれかつ一体感のある外構を演出できるのが大きなメリットです。とくに庭を芝生にしている場合は、枕木を使うことでさらにナチュラルな雰囲気に仕上がります。縦や横など、さまざまな使い方ができるのも枕木のメリットのひとつです。

外構に枕木を使うデメリット

外構に枕木を使うデメリットは、以下のとおりです。

  • ・将来的にリフォームが必要になる
    ・虫を発生させる原因になる
    ・腐ったまま放置すると危険

天然の枕木を使用すると耐用年数を過ぎると腐ってしまうため、腐った枕木を撤去するリフォームが必要です。新しい枕木に変える場合は施工費用だけでなく、撤去や処分の費用がかかるのもデメリットです。さらに枕木は、シロアリやハチなどの害虫を発生させる原因にもなりかねません。

外構の枕木を長持ちさせるポイント

外構の枕木をできるだけ長持ちさせるには、以下の3つのポイントを試してみましょう。

  • ・本物の枕木を使わない
    ・水はけの悪い部分に使わない
    ・シロアリ対策を講じる

本物の枕木を使わない

天然の枕木は腐ってしまうため、枕木の見た目によく似たコンクリート製やプラスチック製の商品が販売されています。枕木風の製品を使うことで、腐食や虫の発生を気にすることなく外に設置できます。見た目や雰囲気は天然の枕木に劣るものの、デメリットが気になる方は検討してみましょう。

水はけの悪い部分に使わない

天然の木材は水に弱く、水が溜まる部分に枕木を使うと、20年よりも早く腐ってしまう可能性が高いです。くぼみになっている部分や水が溜まりやすい部分には、枕木を使うのを避けましょう。外構の素材も、枕木の腐りやすさに影響します。水はけが良い人工芝やコンクリートの場合、枕木を長持ちさせることが可能です。

シロアリ対策を講じる

湿気が溜まりやすい部分に枕木を使うと、シロアリの発生リスクが高まります。シロアリが発生すると枕木の劣化が進み、さらに腐りやすくなるため、枕木を設置する場所には重点的に防蟻処理などのシロアリ対策を講じましょう。シロアリが発生すると、枕木だけでなく家全体に被害が及んでしまうかもしれません。

まとめ

枕木は、おしゃれな家の外構として人気の高い材質ですが、天然のものを使うと腐るリスクや虫が発生する点がデメリットとして挙げられます。枕木が腐るのを防ぐためには、今回紹介した3つのポイントが重要です。とくに外構の素材との相性は大切であり、水はけが良く見た目が合う人工芝の外構に適しています。

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