外構の浮き階段とは?おしゃれで個性的に見せるポイント・費用を解説

外構

住宅の外観をグレードアップさせたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。外構をおしゃれに見せるのであれば、浮き階段がおすすめです。

浮き階段を設置すると、段差のスペースにライトを仕込むなど、個性的な楽しみ方ができます。そこで今回は、外構の浮き階段とはどのようなものかに加え、よりおしゃれに見せるためのポイントを解説します。

外構の浮き階段とは?

浮き階段とは、深い蹴込みを設けることで、一段一段が浮いているような印象を与える階段のことです。蹴込みは、階段の踏み板と踏み板の間にある、地面に対して垂直になる部分です。

蹴込みには蹴込み板をはめ込みます。この蹴込み板の位置を奥にしたり、踏み板の素材を厚くして踏面が広くなるようにしたりすることで、立体感や明暗を生み出せます。

外構の浮き階段のメリット

外構に浮き階段を作る大きなメリットは、おしゃれな外観です。普通の階段よりも個性があり、上品な印象を与えられます。

また、蹴込みの活用方法によって、こだわりや個性を見せることも可能です。蹴込みにライトを設置すれば、足元を照らせて夜間の安全性も高まります。

外構の浮き階段のデメリット

浮き階段のデメリットは、費用面です。浮き階段の設置は、普通の階段に比べ手間や工程数が多くなるため、その分の費用が割高になります。また、蹴込みにライトを入れる場合は、別途で配線工事も必要となります。

外構の浮き階段の費用相場

外構の浮き階段の費用相場は、4〜30万円程度です。普通の階段の3〜15万円程度と比較すると、最大2倍ほどの費用になる場合があります。階段の設置費用については、使用する素材やサイズなどによっても費用に違いがでます。

浮き階段をおしゃれに見せるポイント

浮き階段は、普通の階段よりも個性的でスタイリッシュな点が特徴です。そこで、ここでは浮き階段をさらにおしゃれに見せるためのポイントをご紹介します。

  • ・ライトを仕込む
    ・テラスとして使用する
    ・素材にこだわる
    ・蹴込みの空間を活用する

ライトを仕込む

浮き階段の蹴込み部分を最大限に活用する方法のひとつが、ライトを仕込むことです。踏み板の裏側にバー状のライトを設置すると、夜間は段の浮遊感がより高まっておしゃれです。

段差がはっきり見えるので、安全面のメリットも得られます。外壁に取り付けるライトと浮き階段のライトを組み合わせ、光の効果を設計するのもオリジナリティが発揮できるポイントです。

テラスとして使用する

浮き階段は玄関部だけでなく、他の出入りができる窓に取り付けてテラスとして使用することもできます。高めの位置に設置した一段の踏み板で、重厚感のあるテラスが作り出せます。浮き階段は、オブジェクトとして住宅のさまざまな場所での使用を検討できる施工方法です。

素材にこだわる

浮き階段の印象を決定する重要な要素が、素材選びです。淡い色のタイルで外壁や門などを引き立てることもできれば、自然石を使用し、ガーデニングと調和した印象を作ることもできます。また、素材によって耐久性やメンテナンス方法も変わるため、長年の使用を想定した選択をおすすめします。

蹴込みの空間を活用する

蹴込みの空間は、ライトを仕込む以外にも活用する方法があります。たとえば、蹴込みの中に大きめの石や砂利を入れると、より奥行きが感じやすくなります。

石の質感や色にこだわると、ライトで照らし出した際の視覚効果も楽しめるでしょう。近くに低木や下草を植えると、よりナチュラルな雰囲気が演出できます。

浮き階段を含む外構階段の注意点

浮き階段は、外構階段の一種です。外構階段を設置する場合には、注意すべきポイントもあります。ここでは、以下の3つの点を解説します。

  • ・安全な寸法を選ぶ
    ・滑りにくい素材を選ぶ
    ・手すりを付けるかどうか検討する

安全な寸法を選ぶ

階段の段差の高さや横幅などを決める際は、デザイン性だけでなく安全面にも注意する必要があります。階段の寸法は、上り下りをしやすくするために一般的に用いられる方程式があります。デザインの要望は出しつつ、サイズ感のバランスは施工業者のアドバイスを取り入れるのがおすすめです。

滑りにくい素材を選ぶ

高齢者や子どもがいるご家庭では、滑りにくい素材を選ぶのがおすすめです。雨が降った日はとくに、地面が濡れて滑りやすくなります。

表面に凹凸がある天然石や吸水性のあるインターロッキングなどは、濡れても滑りにくい素材です。見た目と機能性のバランスを考えた素材選びをすると、施工の満足度が上がるでしょう。

手すりを付けるかどうか検討する

外構階段は日常的に使用する場所なので、家族の誰もが上り下りしやすいようにしておく必要があります。足腰の弱い方や高齢者がいるご家庭では、手すりが付いていると体の負担が少なくなります。

家族全員が健康なご家庭でも、突然のケガで急に階段の使用が不便になることも想定されるため、さまざまなシーンに対応できる家づくりを考えておくとよいでしょう。

まとめ

浮き階段とは、深い蹴込みを入れることで一段一段が浮いて見える階段です。蹴込み部分にライトを仕込んだり、大きな石や砂利を敷いたりすることで上品な印象を演出できます。浮き階段を含め、外構階段を設置する時には、上り下りがしやすいサイズや滑りにくい素材など安全面にも配慮しましょう。

弊社「ブルーフィールド」では、拠点を藤枝市に置き、焼津・島田・吉田町などの近隣エリア全域でエクステリアの設置を行う外構工事のご依頼を承っております。25年以上かけて培った多くの経験と知識を用いて、お客様一人ひとりのご自宅の外観に合わせたおしゃれなデザインをご提案いたします。外構の浮き階段をご検討中であれば、ぜひお気軽にご相談ください。