カーポートを設置するメリットは?失敗しないためのポイントも解説

外構

カーポートは、外構工事の際に検討したいオプションのひとつです。車を保護し、乗り降りの利便性を高められるため、設置には多くのメリットがあります。一方で、選択を誤るとかえって不便になるケースもあり注意が必要です。そこで今回は、カーポートを設置するメリットと失敗しないためのポイントを解説します。

カーポートとは?

カーポートとは、屋根と柱でできた簡易的な車庫のことです。ガレージは壁やシャッターなどで囲まれているのに対し、カーポートは側面が囲われていません。そのため、ガレージよりも低コストで手軽に設置できます。また、壁がないため駐車や乗り降りもしやすい特徴があります。

カーポートのメリット5つ

駐車スペースにカーポートを設置すると、以下5つのようなメリットが得られます。

  • ・車を劣化から守れる
    ・乗り降りの際に雨に濡れにくい
    ・積雪地域では除雪範囲が少なくなる
    ・車内温度の上昇を防げる
    ・ガレージより設置が簡単

車を劣化から守れる

カーポートの主な目的は、屋根の設置により雨や雪、紫外線などから車を守ることです。車が汚れにくくなるため、洗車回数が少なくて済みます。また、ボディや塗装の劣化を防ぎ、車を長持ちさせることにもつながります。

乗り降りの際に雨に濡れにくい

雨の日はカーポートがあると、乗り降りの際に雨に濡れにくくなります。とくに、子どもやお年寄りのいる家庭や荷物で両手がふさがっている場面などでは、利便性を感じやすいはずです。

積雪地域では除雪範囲が少なくなる

駐車スペースが屋根で覆われていると、敷地内の除雪範囲が少なくなるメリットもあります。積雪地域では、冬の期間毎日除雪作業を行う必要があります。駐車スペースは大きな面積を占めるため、多くの作業が軽減されるはずです。

車内温度の上昇を防げる

夏は屋根のない場所に駐車していると、車内温度がとても高くなります。カーポートを設置し、車内温度上昇を防ぐことで、車内の内装品の劣化を防げます。また、夏場に車で外出する際の快適度も上がるでしょう。

ガレージより設置が簡単

カーポートは壁のあるガレージに比べると、設置方法が簡易的です。そのため、工期も短くコストも安くなります。また、ガレージより狭いスペースでの設置が可能です。

カーポートのデメリット4つと対策

カーポートの設置にはデメリットもあるため、事前に検討しておく必要があります。ここでは、4つのデメリットとそれぞれの対策を解説します。

  • ・柱が邪魔になる場合がある
    ・玄関前が暗くなる場合がある
    ・大雪や台風で倒壊する恐れがある
    ・車の買い替えに困る場合がある

柱が邪魔になる場合がある

カーポートの柱が、乗り降りや駐車の際に邪魔になる場合があります。駐車が苦手な方の場合、柱にぶつけやすくなる可能性もあるでしょう。対策として、柱が片側だけのタイプや奥に設置できるタイプを選択することができます。

玄関前が暗くなる場合がある

屋根があると、玄関周りの光が遮られ暗い印象になってしまうケースがあります。カーポートによる圧迫感を減らしたい場合は、採光性のある屋根材を選ぶのがおすすめです。また、柱の高さの調整によっても、光を取り入れられます。

大雪や台風で倒壊する恐れがある

大雪や台風などの際には、倒壊や屋根が飛ばされるなどの恐れがあります。安全性を高めるためには、強度の高いカーポートを選ぶのがおすすめです。豪雪地域の住宅の場合は、耐雪性能を備えたものを選ぶとよいでしょう。

車の買い替えに困る場合がある

カーポートは幅や高さを変更できないため、今の車より大きな車種に買い替えられず困る可能性があります。車の買い替えが予想される場合は、ゆとりのあるサイズのカーポートを設置するようにしましょう。

カーポート選びで失敗しないためのポイント

カーポートを取り換える際は、再工事が必要となるため、設置前には慎重な検討をおすすめします。ここでは、失敗しないための以下の4つのポイントを解説します。

  • ・駐車スペースを確認する
    ・柱の種類を選ぶ
    ・機能性を選ぶ
    ・デザインを選ぶ

駐車スペースを確認する

初めに、外構に十分な駐車スペースがあるか確認することは大切です。2台分の並列カーポートを設置する場合、少なくとも5m前後の幅と奥行きが必要となります。駐車スペースを確認した後、車種や用途に応じたサイズのカーポートを選びましょう。

柱の種類を選ぶ

柱は、片側・両側・後方などの種類があります。柱が多いほうが耐久性は高いですが、乗り降りや駐車の際邪魔になるデメリットもあります。使いやすさやデザインのバランスを考えて適したものを選びましょう。

機能性を選ぶ

カーポートは、それぞれ機能性の異なる特徴があります。積雪に強いものや紫外線に強いもの、太陽光パネルが載せられるものなどもあります。用途や地域に合ったものを選ぶのがおすすめです。

デザインを選ぶ

カーポートは住宅の外観に大きな影響を与えます。カーポートは、異なるカラーや屋根の形状など、多くのバリエーションから選ぶことができます。カーポート単体で選ぶのではなく、住宅の印象に合わせたものを選ぶのがポイントです。

まとめ

カーポートを設置すると、車を雨や雪、紫外線などから守れます。さらに、乗り降りの際は雨に濡れにくく、除雪範囲も少なくなるといったメリットもあります。一方で、柱が邪魔になったり、玄関が暗い印象になったりするケースもあるため、カーポート選びは慎重に行う必要もあります。

弊社「ブルーフィールド」では、藤枝市・島田市・焼津市・吉田町にて、カーポートの整備を含む外構工事のご依頼を承っております。リーズナブルながら既製の単純なデザインではなく、お客様のご自宅の魅力を際立たせられるよう、外観の雰囲気に合わせたデザインをご提案いたします。カーポートの設置をご検討中でしたら、ぜひお気軽にご相談ください。