外構の塗り壁とは?メリット・デメリットや代表的な種類を解説

外構

おしゃれな外構を作りたいなら、塗り壁も選択肢のひとつとしておすすめです。塗り壁には、自然素材ならではの味わいや機能性、オリジナリティがあります。そこで今回は、外構の塗り壁についてメリット・デメリット、代表的な種類を解説します。

外構の塗り壁とは?

塗り壁とは、コンクリート施工物の表面を塗装剤で塗り固める工法です。住宅では主に正面の壁や土留め、フェンスの土台などに使用されています。

塗り壁の素材は、アクリルの塗料に砂などの骨材を混ぜたものが一般的です。建物の外装に合わせ、異なる色や塗り方のパターンを選択できます。

外構を塗り壁にするメリット

外構を塗り壁にする主なメリットは、以下の3つです。

  • ・劣化を防げる
    ・オリジナリティのある外観を作れる
    ・調湿性がある

劣化を防げる

外壁材は、継ぎ目部分から劣化が進んでいく傾向があります。そこで、塗り壁の加工をすることで継ぎ目を失くし、劣化を防ぐ効果に期待できます。

オリジナリティのある外観を作れる

塗り壁は、色やパターンの組み合わせによって仕上がりが大きく異なります。また、職人の腕によっても異なる味が出るのが特徴です。世界にひとつだけといっても過言ではない、オリジナリティのある外観を作れるのも、塗り壁の魅力です。

調湿性がある

塗り壁は調湿性に優れているため、夏は湿気を吸い取り、冬は吐き出す機能を備えています。また、カビが生えにくく、ニオイを吸収・除去する機能面もメリットといえます。

外構を塗り壁にするデメリット

塗り壁にはデメリットもあるため、メリットと比較して考慮する必要があります。ここでは、以下の3つの点を解説します。

  • ・汚れやすい
    ・ひび割れやすい
    ・施工に時間がかかる

汚れやすい

塗り壁の表面は凸凹が多いため、汚れが溝に入りやすいデメリットがあります。とくに単色を選択する場合は、汚れが目立ちやすくなります。

ひび割れやすい

塗り壁は自然素材を使用しているため、調湿性に優れる反面、ひび割れやすい特性を持ちます。また、素材に伸縮性がないので、施工環境によってはひび割れが生じる場合もあります。

施工に時間がかかる

塗り壁の施工は、職人の手作業で行うため時間がかかる点もデメリットです。さらに、壁材が乾燥し、硬くなるまでにも時間がかかります。

ただし、塗り壁は一度施工すると10〜15年程度は持つとされています。綺麗な外観と耐久性の高い壁を作るためには、施工期間をしっかりとることも必要な選択といえるかもしれません。

塗り壁の代表的な8種類をご紹介

塗り壁は、塗り方によっても仕上がりの印象が大きく変わります。ここでは、代表的な以下の8種類をご紹介します。

  • ・ローラー仕上げ
    ・コテ引き仕上げ
    ・ランダム仕上げ
    ・ストーム仕上げ
    ・ランダムウェーブ仕上げ
    ・扇
    ・スパニッシュ
    ・マーブル

ローラー仕上げ

ローラー仕上げは、ローラーを使って均一に塗る方法です。ローラーにはスポンジやゴムなどの種類があり、使用するローラーによっても表面の模様が変わります。

コテ引き仕上げ

コテ引き仕上げは、コテを動かした跡をそのまま生かした仕上げです。コテの大きさや動かし方の規則性によって、さまざまなデザインを作れます。職人の個性が大きく現れる方法のため、施工前に仕上がりをよく相談しておくのがおすすめです。

ランダム仕上げ

ランダム仕上げは、名前の通りとくに決まりはなく、自由に塗り重ねていく方法です。作業性に優れ、材料も効率よく使用できる特徴があります。また補修する際、補修跡が目立ちにくいメリットもあります。

ストーム仕上げ

ストーム仕上げは一見ランダム仕上げに似ていますが、規則性を持ってうねりながら塗っていく方法です。塗りながら仕上げていくため、乾燥が早いのも特徴です。

ランダムウェーブ仕上げ

ランダムウェーブ仕上げは、左右や斜めに波のような模様をつける方法です。ウェーブ仕上げよりも跡がはっきり残り、ダイナミックな印象になります。

扇は、半円の扇状の模様を重ねていく仕上げです。和風な印象が強く、漆喰壁への仕上げに使用されることが多いです。美しい仕上がりにするためには、職人の技術が求められるパターンでもあります。

スパニッシュ

スパニッシュは、コテの角で模様をつける仕上げです。名前の通りスペイン風の模様で、洋風な住宅の壁によく似合います。

マーブル

マーブルは、2色の塗り壁材を使用する方法です。色の組み合わせや混ぜ具合によっても印象が大きく変わるパターンで、オリジナリティを出すのにも適しています。

まとめ

外構の塗り壁とは、コンクリート施工物の表面を塗装剤で塗り固める工法です。外壁の劣化を防いだり、オリジナリティのある外観を作ったりできるメリットがあります。塗り壁は壁材の色や塗り方によっても印象が大きく変わるため、演出したいイメージに合わせた選択をするのがおすすめです。

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