玄関の目隠しの目的とは?代表的な種類と選択のポイントを解説

玄関 外構

玄関周りのリフォームを検討する際、プライバシー保護や防犯のために設置しておくと良いのが目隠しです。玄関の目隠しを選ぶ際は、デザイン性や機能性など検討すべき要素が多くあります。そこで今回は、玄関の目隠しの目的や代表的な種類、選択のポイントを解説します。

玄関の目隠しを設置する目的

そもそも、玄関の目隠しを設定する目的は何でしょうか。ここでは、目隠しが果たす以下の3つの役割を解説します。

  • ・外からの視線を遮る
    ・防犯対策
    ・外構のデザイン性を高める

外からの視線を遮る

玄関が道路と面している住宅では、玄関のドアを開けると通行人と目が合ってしまう場合があります。家の中のプライバシーを保つために役立つのが、玄関の目隠しです。目隠しを設置していると、ドアを全開にして掃除をしても家の中が見えず、玄関周りの清掃もしやすくなります。

防犯・安全対策

空き巣は、侵入しやすい家を選んでターゲットにする傾向があります。目隠しが付いている家は、家の中の様子がわかりにくく、侵入しにくい印象を与えます。また、小さな子どもがいる家では急な飛び出し対策にもなり、玄関から道路までの間に目隠しがあることで、子どもの足を止める役割を果たすでしょう。

外構のデザイン性を高める

玄関の目隠しには、さまざまなデザインのものがあります。家の外装に合わせてコーディネートすることで、外構のデザイン性が高められる点もメリットです。外観を良くするためのコツとして、圧迫感を与えない程度に視線を遮るデザインを選ぶのがおすすめです。

玄関の目隠しの代表的な種類

玄関の目隠しとして使用できるものは、非常に数多くあります。ここでは、代表的な以下の5つの種類を解説します。

  • ・木製フェンス
    ・スチール製フェンス
    ・アルミ製フェンス
    ・竹垣
    ・ブロック塀

木製フェンス

木製フェンスは、ナチュラルで温かみのある外観を作るのに適しています。フェンスは、縦格子と横格子だけでなく、格子の幅の違いによっても雰囲気が変わります。

木製フェンスはデザイン性に優れていますが、耐久性が弱い点がデメリットです。使用する木の種類によっては、腐食のリスクがあったり、定期的な塗装メンテナンスが必要になったりする場合もあります。メンテナンスの手間を省きたい場合は、人工木を選択することもできます。

スチール製フェンス

スチールは、耐久性が高く、価格が安いのが特徴です。スチール製フェンスは、メッシュ状の格子タイプのものが多く、完全には視線を遮れません。風通しや採光を優先しつつ、境界線を作りたい場合に適しています。

アルミ製フェンス

アルミ製フェンスは耐久性が高く、サビや腐食にも強い特徴があります。縦格子や横格子、ラチス格子などさまざまなデザインのものがあり、カラーバリエーションも豊富です。素材が軽いため、板状のものを選択しても圧迫感が少ない点もメリットです。

竹垣

竹垣は、和風や和モダンなデザインの住宅に似合う目隠しです。高級感やおごそかな日本風の雰囲気を演出するのに適しています。

竹垣は、主に天然素材と人工素材のものがあります。天然素材の竹垣は、より本格的な趣がありますが、設置場所によっては湿気による劣化リスクが否めません。人工素材は天然素材より高価ですが、耐久性が高くメンテナンスの負担も少ないです。

ブロック塀

完全に視線を遮りたい場合は、ブロック塀の設置も検討できます。玄関周りが重厚感のある印象になる一方、圧迫感を与えやすいのも特徴です。

ブロック塀には基本的に隙間がないため、風通しや日当たりが悪くなる点にも注意が必要です。これを解決するために、透かしブロックを使用する方法もあります。

玄関の目隠しを設置するポイント

玄関の目隠しを設置する場合は、以下のポイントを検討するのがおすすめです。

  • ・遮りたいポイントを明確にする
    ・道路側からの視線を意識する
    ・動線を遮らないようにする
    ・採光と風通しも考慮する

遮りたいポイントを明確にする

玄関の目隠しを選択する前に、「どの部分の視線を遮りたいか」を明確にしておく必要があります。遮りたいポイントの例として、以下があります。

  • ・通行人と視線を合わせたくない
    ・家の中を見られたくない
    ・玄関周りを見られたくない

遮りたいポイントによって、適切な高さと幅は異なるため、目的を明確にしておくことが大切です。

道路側からの視線を意識する

視線の高さは、家の中からではなく、道路側から見た時を意識するのがポイントです。家の中からは外が見えていても、道路からは見えないこともあります。

この場合、必要以上に高い目隠しを設けると、圧迫感のある印象になります。家の外に出てみて、道路側からの見え方を確認してみるのもおすすめです。

動線を遮らないようにする

玄関は、家族が頻繁に出入りする場所です。目隠しによって動線が遮られてしまうと、日常的なストレスが生じます。買い物の荷物を持って家に入るなど、日常動作がスムーズに行えることを意識しましょう。

採光と風通しも考慮する

目隠しに使用するフェンスや塀のデザインによっては、採光や風通しが悪くなる場合もあります。住みやすい住居を作るためには、総合的にバランスの取れた目隠しを選択することも重要です。

まとめ

玄関の目隠しは、道路側からの視線隠しや防犯、デザイン性を目的として設置します。設置する目的によって適切な高さや幅、素材などは異なります。実際に設置した際の動線や採光、風通しなどの機能面も考えながら、適切なものを選ぶのがおすすめです。

「ブルーフィールド」は藤枝市や島田市、焼津市、吉田町でエクステリア施工を行う会社です。これまで約1,300件のエクステリア及びガーデン工事に携わってきた経験を活かし、より安く良いデザインで、お客様に貢献できるような施工を心がけております。玄関の目隠しの設置をご検討中であれば、ぜひお気軽にご相談ください。