隣地境界線をまたぐかまたがないで自己負担か折半が決まる?!隣地との境界におすすめの外構フェンスとは?

外構 柵

隣地や道路との境界にフェンスや塀を建てることで、隣家や通行人、通行車両などからの視線を遮ることができます。但し、どこにフェンスを建てるかによって、費用負担も大きく変わってきますので要注意です。

今回は、境界線の確認のしかたや、境界に外構工事でフェンスを建てる方法についてのメリットやデメリットを解説します。

境界の定義とは?

外構工事で目隠しフェンスの設置を検討する前に、まずは「境界」とはどういったものなのかを把握しておきましょう。

隣の場所との境界を示す線

「境界」とは、自身の敷地と隣地・道路・河川・公園といった他の場所との境を示す線のことです。どんな場所との境界であるかによって、「隣地境界線」や「道路境界線」などと呼ばれます。

境界は「境界標」で区切られている

自身の土地と隣地などとの境界線の目印となるのが「境界標」と呼ばれるものです。境界標は、コンクリート杭、金属製、鉄鋲、御影石製などさまざま種類があり、上部に十字・矢印・T字などの表示で境界点を示しています。四角形の土地であれば、土地の四つの角に設置された境界点を結んだ内側が自身の土地、ということになります。

境界にフェンスを建てる際は境界線を確認しておくことが必要

隣地との境界線を確認する方法は、次の2つです。

隣地や道路との境界線を確認する方法

  1. 「境界標」を見つける
  2. 「確定測量図」も確認する

境界標だけではズレている可能性もありますので、正しい境界線を知るためにも、できれば両方を行うことをおすすめします。

確定測量図とは、土地の測量により道路や隣地との境界がはっきりと記されている図面のことです。管轄の法務省にて有料で手に入れることができます。

外構工事でフェンスを建てる方法とそれぞれのメリット・デメリット

隣地との境に、外構工事で塀やフェンスを設置する方法としては、主に次の3通りがあります。今回はブロックを積んでフェンスを設置する場合を例に挙げて説明していきましょう。

1.芯積み

境界線を中心に、ブロックを積み上げてフェンスを作る方法

2.内積み

境界線の内側(自身の土地)にブロックを積み上げてフェンスを作る方法

3.外積み

境界線の外側(隣地の敷地内)にブロックを積み上げてフェンスを作る方法

外積みは、隣家の所有物となり、フェンスが壊れたり崩れたりした場合でも、勝手に修理をすることができません。長い目で見れば芯積みまたは内積みがおすすめですので、今回はこの2つの方法について詳しく解説しましょう。

①芯積み

フェンスを横から見た時に、そのちょうど中心が隣地との境界線上になります。ブロックを積み上げた塀の場合は、両方の敷地に半分ずつブロックがはみ出る形です。

芯積みのメリット

芯積みのメリットは「施工費用を隣家と折半にできる」「敷地を少しでも広く使えるようになる」という2つになります。

隣家との話し合いで合意があれば、芯積みを選択することが可能になります。この場合、費用も折半にするのが一般的です。また、ちょうど境界線上にフェンスが設置されるため、お互いに敷地をぎりぎりまで確保することができます。

芯積みのデメリット

芯積みのデメリットは「デザインなどを勝手に決められない」「自由に改修ができない」ことでしょう。

隣家との合意があって設置できるフェンスですので、自身のみの好みで進めていくことはできません。木塀、金属フェンス、高さなど、お互いに意見を出し合って妥協点を見つける必要があります。

フェンスや塀は経年で劣化していきますし、地震などによって修理が必要となることもあります。隣家との共用物ですので、隣家の住人が変わった場合など、話し合いがしにくくなる可能性もあるでしょう。

②内積み

境界線に沿って、自身の敷地内に設置するため、塀そのものが自身の所有物となります。

内積みのメリット

内積みのメリットは「塀の素材や高さなど自身の好みを追求できる」「好きな時に改修可能」という2つです。但しこの場合、高さが2m以内と民法で定められていますので、隣家への日照を大きく遮らないように注意しましょう。

フェンスにつる性の植物を絡ませるなど、使い方も自由です。板塀の塗り替えや修理なども、自分のタイミングで行うことができます。

内積みのデメリット

内積みのデメリットとしては「費用は全負担」「敷地が狭くなる」という2つが挙げられます。新築住宅の場合には、予算が外構まで行き届かず、負担に感じることもあるかもしれません。

まとめ

隣地との境界に目隠しなどの目的でフェンスの設置を検討する場合、芯積み・内積みのメリットやデメリットをよく把握して、どちらにするか決めるようにしましょう。のちのちのことを考慮すれば、自分の敷地にフェンスを設置する「内積み」がおすすめだといえます。

隣地や道路との境界に外構工事でフェンスの設置をご検討の際は、ブルーフィールドにお気軽にご相談ください。藤枝市・島田市・焼津市・吉田町などを対象エリアとして、幅広い外構工事に対応可能です。当社はシンプルモダンなデザインを得意としており、スタッフ1名が最初から最後まで担当しますので、お客様のイメージ通りに仕上げることができるのが強みです!