石積みの外構の魅力とは？メリット・デメリットや使い方を紹介

2024/01/31

町を歩いていると、家の周りに石が積まれている住宅を見たことはないでしょうか。石が積まれている外構は、おしゃれな印象や高級感を与えてくれます。そこで今回は、石積みの種類やメリット・デメリット、外構に石積みを取り入れる方法について解説していきます。

石積みとは

石積みとは、石を高く積み上げる施工方法です。石積みの施工方法には、石だけを積み上げる方法と石積みの裏にコンクリートやモルタルを使って強度を出す方法があり、それぞれの施工方法によって積み上げられる高さは異なります。石積みは自然の状態の石だけでなく、形が加工された石が使われることもあります。

石積みは、石の積み方によって見え方や印象が異なります。主な石の積み方には、以下の10種類が挙げられます。

積み方の種類によって使う石や費用が異なるため、石積みを検討されている方はまずはどのような積み方にするかを決めておきましょう。

石積み外構のメリットには、以下の3つが挙げられます。

石積みを外構に取り入れる大きなメリットは、家の見た目がおしゃれになることです。高級感や風情も生まれるため、ほかの家と見え方に区別をつけられます。

石と聞くと和のイメージを想像するかもしれませんが、石の種類によっては洋風住宅やログハウス風の住宅とも相性が合います。どのような石にすべきか迷う方は、業者と相談して積み方や石の種類を決めるのもおすすめです。

石積みの代わりにコンクリートの壁を検討する方も多いですが、石積みはコンクリートよりも風化しないのがメリットのです。コンクリートは時間が経つと表面がぼろぼろになりますが、自然石は風化が少なく数年後でも同じ風合いを楽しめるでしょう。

石積みは、コンクリートの壁と比べると費用を抑えられる点もメリットです。工事の範囲が広かったり壁の高さが高かったりするとさらに費用の差が生まれ、場合によってはコンクリート壁の半分程度の費用に抑えることもできます。費用が低い割に高級感ある見た目を演出できるのが、石積みのメリットのひとつです。

魅力たっぷりの石積みですが、以下のようなデメリットもあります。

石積みには数十センチほどの幅があるので、家の敷地が少し狭くなるのがデメリットです。庭や家の周辺の広さが十分取れない方は、石積みの種類を検討しましょう。大きい石を使う積み方は、狭い敷地には適していません。

高い石積みの場合、地震などの自然災害で崩壊してしまうかもしれません。石積みの周辺に自動車などを停めておくと傷がついたり壊れたりする可能性があるため、崩壊の危険性を考えて石積みの場所を決めるのがおすすめです。

外構に石積みを取り入れる場合、以下の方法が挙げられます。

低く石を積んでその中に土を入れると、花壇の代わりに活用できます。この使い方は石積みによく見られる方法であり、家の周辺や玄関アプローチ、庭の一部などさまざまな箇所で見られます。家に自然を増やしたい方は、自然石と植物の2種類の自然が楽しめるのも魅力です。

家の前に植樹をする場合、周りに石を積むのもよく見られる活用方法のひとつです。この場合石の量は少なく済むので、石積みを気軽に取り入れたい方に適しています。

門柱を石積みにすることで、インパクトのある印象の玄関にできます。門柱には表札やポスト、インターフォンをまとめられるだけでなく、玄関の目隠しになるといったさまざまなメリットがあります。

石積みとは石を高く積み上げる施工方法であり、石積みの種類によって見た目や印象は大きく異なります。今回紹介したメリットやデメリット、外構への使い方を参考に、自宅の雰囲気にあった石積みを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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